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ValveLess Doll
バルブレスドール:ラブドール・ラブボディのカスタム、改造
バージョン3製作の一番の目的、上半身と下半身の胴体接合部。
はじめに(『こんな複雑なことしなくても、よかったんじゃないか』)述べた通り、詳細な製作工程は省かせてもらい、図で説明させてもらう。


以前にも書いたが、元々、この接合部を動かそうと考えたのは、バージョン2を一発目から崩壊させてしまったため。(『バージョン2、完成も。。。』)
下の写真のように、寝せると腰のあたりに大きく空間ができ、この状態で上から乗ったら、発泡スチロールで作った接続部が、あっけなく崩壊してしまったのだった。
IMG_3059.jpg

そこで、このジョイント部を木材で作れば強度が増すだろうと考え、さらに、前後に動くようにすれば、この腰回りの空間をなくすことができ、胴体が折れるようなことはないだろうと考えた。
そして、測ってみたところ、40mmほど動けば、この空間がなくなることが分かり、大まかな構想が出来上がった。
83_prebody_joint.jpg


ここから、試行錯誤の末、たどり着いたのが、この構造だ。
83_body_joint.jpg


・動きの説明

1.解除レバーを下げる
83_movement_1.jpg

2.そうすると、スプリングによりロックボルトが後退する
83_movement_2.jpg

3.メインスプリングにより、メインブロック・上半身が上昇
83_movement_3.jpg

4.前後に可動できる状態になる
83_movement_4.jpg


・戻す時

1.上半身を押し下げる
83_movement_5.jpg

2.ロックボルトを押し込む
3.解除レバーがスプリングにより上昇して、ロックボルトをブロックする
83_movement_6.jpg

という仕組みなのだが、果たして、うまく動くのかどうか。。。
また、上半身の重さに耐えられるのか?(谷間ブラで、けっこう重たくなるのだ)


実際に製作したユニット。
83_5021.jpg

上半身との固定は、バージョン2と同じく、メインブロックに取り付けられたプレートを、シャンプーボトルとキャップで挟むことによって接合されている。
83_2898-3.png
(図はバージョン2のもの)

そのプレートだが、前回はアクリル板で作ったが、今回はベニヤ板で作った。
83_7508.jpg
ベニヤのササクレを抑えるため、塗装してある。
また、ねじれ剛性を高めるため、アルミ材で補強した。


下半身への固定は、アルミ板のブラケットを作り、それに接合ユニットをネジで固定することにした。
83_5020.jpg
アルミ板の下の方に、L字型のステーが取り付けてあるが、これは、アンカーとして発泡ウレタンに埋め込ませることによって、ブラケットの固定を強固にしようというもの。
83_5064.jpg


わざわざ、ブラケットを作らなくても、接合ユニットをそのまま発泡ウレタンに埋め込んでもいいのだが、ブラケット構造なら、このユニットが失敗、または崩壊しても、接合ユニットだけを作り直せば、全身を作り替えることをしなくても済むのだ。

このユニットが崩壊したら、おとなしく無可動のユニットを作ろう。。。


ユニットの動きをGIFにしてみた。
83_movement.gif


股関節の仕組み自体は、バージョン2から変わらないが(『股関節』)、強度を高めなければならない。
・崩壊したバージョン2の股関節。
71_9843.jpg


まずは、レールとなる本体のビニールを補強する。
そこで使用するのが、ダイソーのポンプボトル。
82_9842.jpg

これを輪切りにして、ドライヤーで熱しながら潰すと、ちょうどいい大きさになった。
82_4976.jpg

これを、ホールアダプターの時と同様、本体にネジで固定する。
74_5025.jpg
これでビニールが破れるようなことはなくなるはずだ。


バージョン2では、ジョイントにシャワーカーテンに付属していたプラスチックのリングを使っていたが、よく外れることがあったため、これも改良する。

使うのは、Dリング。
82_5105.jpg


Dリングだけだは、ブラブラしてしまうため、ストッパーでつなぎとめる。
バージョン2の時は、ほぼ試作状態だったのだが、今回はキチンと作らねば。
・バージョン2の時のもの。
IMG_3077-10.jpg

今回は、谷間ブラのストラップを使うことにした。
82_5076.jpg
このストラップは、もう使うこともないだろうし、フックが付いていて取り外しも簡単にでき、好都合なのだ。

ストラップは本体に接着。写真では分かりにくいかもしれないが、それも狙いのうち。
82_7077.jpg


このストッパーだけでは、横方向には抑えがきかないから、もう一つ、内側にゴムを付けることにした。
このゴムについては、マスクの時に説明するが(頭部:V.3)、ボタンホール付きのゴムなのだ。
これを、ホールアダプターのレールを固定しているネジに取り付ける。
82_7076.jpg


これらのパーツの脚への固定は以下のとおり。
82_5077_1.jpg
・Dリングの取り付けは、ナイロンクランプを使い、ネジ止め。
・ストラップのフックの受け側もネジ止め。
・内側のゴムは、ボタンホールが伸びることを考えて、キャップを付けてネジの頭を広くした。

内側は、またも蝶ナットで固定。
82_5078.jpg


完成!
82_7509.jpg

内側のゴム。
82_7309.jpg

動きも、まあまあスムーズ。
82_7515.jpg
内側のゴムは、気休め程度にしか効いていない。


しかし、これだけ補強しても、脚の重量が大幅に増加したため、その重量に耐えられるか不安だ。。。


前バージョンと同じく、オナホールの装着には、宇佐羽えあホールアダプターを使うのだが、今回は、ちょっとした仕掛けを作った。
IMG_1268.jpg
本体のホール挿入部を拡張し、前から後ろから挿入しやすいように、ホールアダプターを装着できるようにするというのは変わらないのだが、その固定のために前バージョンではスペーサーを詰めていたのを、今回は、拡張した空間をホールアダプターが自由に動けるようにした。

仕組みとしては、下図のように、レールで前後に動くようにし、かつ、アダプターが抜けるのを防ぐようにしようというものだ。
81_01.png
これで、前から後ろから、手間なく切り替えられる、、、はず。


・これがレール
81_4977.jpg

胴体への固定は、「下半身」で触れたが、ネジで固定し、内側には蝶ナットを使った。
74_5025.jpg

レールが取り付けられたところ。
81_5103.jpg


・ホールアダプター
レールの溝にはまる突起をつける。
81_7285.jpg
若干、ホールアダプターの開閉部がレールに当たるので、少し削る。

使用するオナホールによっては、アダプターが深すぎるので、発泡スチロールでかさ上げした。
81_7086.jpg

ホールアダプター全体
81_7286.jpg


・ホールアダプターを取り付けたところ
81_7078.jpg

現状、突起部の固定の強度が、少し足りなてない。
81_7307.jpg


肝心の動作だが、レール自体は、まあまあ思ったように機能してくれた。
が、発泡ウレタンの工程でちょっと触れたが、腰の横幅拡張のために、木材で矯正をしていたのだが、その一端が当たっていたのが、ホールの穴が発泡ウレタンの膨張で潰れないようにしていた発泡スチロールの型だったのだ。
74_4988.jpg
この型、確かに発泡ウレタンの膨張には大いに役割を果たしてくれたのだが、腰の木材の張りには耐えられず、木材の端が当たっていた部分が、内側にわずかに膨らんでしまった。
81_5102.jpg
写真のように、見た目にはそれほど分からない程度の膨らみなのだが、ホールアダプターを動かしてみると、これが意外にキツくて、この膨らみの部分で引っかかってしまい、スムーズに動いてくれなかった。


今までなら、膨張が収まりウレタンフォームが固まって発泡ウレタンの工程は終了、、、だったのだが、今回は続きがある。
いや、確かに、工程は終了しているのだが。。。


夏前までに、発泡ウレタンの工程は完了していたのだが、それからしばらく、現実世界が忙しくて、そのまま放置していた。

すると、、、こんなことになっていた!

・足
発泡ウレタンの膨張が収まり、おおかた固まったくらいの時は、下の写真のようにパンパンに膨れ上がっていたのに、、、
79_5118.jpg

こうなってしまっていた!
80_6939.jpg


・ヒップ
これが、、、
78_5095.jpg

こうなってしまった!
80_6937.jpg


あんなにパンパンに膨張していたのに、収縮してしまっていたのだ!
夏場の高温で、ウレタンフォーム内の水分が飛んでしまったのだろうか?
他の部分は、スポンジに隠れて見えないが、やはり収縮しているようだ。
ヒップも後ほど覆い隠すため、実際に外に出るところは足だけなのだが、ピチピチの女子高生から、一気にシワシワの婆さんになったみたいで、なんか残念なことになってしまった。。。


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