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ValveLess Doll
バルブレスドール:ラブドール・ラブボディのカスタム、改造
実際に組んだ胴体接合ユニットを見ていこう。

模式図
83_body_joint.jpg
詳細は、『胴体接合部』を参照。


・ロック状態
93_7191.jpg

・ロック解除
93_7189.jpg

・ロック解除状態、背中側
93_7122.jpg

・ロック解除状態、横から。設計通りの角度。
93_7124.jpg


さて、操作だが、ロック解除には解除レバーを下げる。
93_movement_1.jpg
これは、全身タイツの上からでも操作可能。

しかし、ロックするには、ロックボルトを押し込まなければならない。
矢印のブロックを押し込んでロックするのだが、、、
93_movement_6.jpg

そもそも、ユニット全体が表に出ていない。だいたい、矢印のあたりにロックボルトがある。
93_7071.jpg

このロックボルトを押し込むには、指をスポンジシートの中に入れなければならない。
93_7127.jpg

さいわい、全身タイツがダブルジッパーなので、ちょうどいい位置で開閉できる。ここから指を入れて操作する。
88_7196.jpg
一見やりにくそうだが、それほどでもない。これなら想定内。


とりあえず完成。
各関節ユニットの制作には手間取ったが、発泡ウレタンやスポンジのカット等の作業は、慣れてきたせいもあるのかスムーズにいった。
(が、ブログの更新が遅れに遅れたため、ぜんぜんスムーズな感じがしない。。。)


●上半身
92_7065.jpg

下半身側の接合プレートのボルトなどが収まるように、発泡スチロールブロックを彫った。(ハンダコテで溶かした)
92_7069.jpg


●下半身
92_7070.jpg

接合ユニットにプレートを取り付けた。
92_7075.jpg


●主要なパーツ
通常分解で、ここまでバラせる。
92_7053.jpg


●全身
腕:V.3』で、肩が失敗したと触れたが、それは、なんか肩幅が広くなってしまったのだ。
92_7129.jpg
いや、広くなったように見える、、、端から端までのサイズはそんなに変わらないはずなのだが、首から肩にかけてのラインが発泡ウレタンでなだらかな裾野にならなかったことと、発泡スチロールを削り出した肩の形から、なで肩にならずに怒肩になってしまった。
それはそれで、巨乳ちゃんらしい肩だし、コスチュームも似合うのだが。

それと、右ヒザの発泡ウレタンのはみ出しが気になる。。。


●最後にバルブカットの儀。
92_7130.jpg


今回、マスクの画像に使ったのは、DVDのパッケージだ。
91_dvd_600.jpg
顔が割と大きめに写っているから、解像度を高めにして読み込めば、拡大しても大丈夫だろうと思ったのだが。。。


◼︎最終的に印刷する解像度を300dpiとして、フォトショップを使って加工していく。
印刷する紙は、A4ノーカットのラベル用紙。
前回までは「きれいに剥がせる」タイプを使っていたが、これだと、使っているうちに端から剥がれてきてしまうから、今回は普通のシール用紙を使い、さらにスクレイパーでビニールに圧着した。


・まずは、DVDのパッケージをスキャナーで読み取る。リアルな人間の顔と同じ大きさまで拡大することを考慮して600ppiで読み取ることにした。

・この画像を300ppiのマスクのテンプレートとして作ったファイルに移す。
91_template_1.png

・テンプレートに合わせて顔の大きさと角度を調整。(顔には、一応、ぼかしを入れておく)
91_template_2.jpg

今回は105%の拡大で済んだ。これなら画像の劣化も抑えられているだろう、、、と思ったら、劣化ではなく、パッケージの印刷の網点が許容できないくらいに目立っている!
91_600ppi.jpg


ということで、この網点を潰していく。
参考にしたのは、アドビの『スキャン画像のモアレの解消方法』というページ。
http://helpx.adobe.com/jp/x-productkb/multi/216043.html
あえてリンクは張っていないので、面倒だがコピペして見てほしい。

それに従って加工していく。
・「最終的に保存する解像度の倍の解像度でスキャン」するということなので、この場合、、、
最終的に保存=印刷する解像度は300dpi。
しかし、先述の通り、ほぼ倍に拡大しなければならないので、読み込む解像度は600ppi。
なので、600ppiの倍の1200ppiで読み込む。

・このスキャンした1200ppiの画像に「フィルター/ぼかし/ぼかし(ガウス)」とフィルターをかける。
半径を 1 か 2 pixel にするか、モアレパターンが消えるぎりぎりまでスライダ を移動」とあるが、、、
今回の場合は、3.0pixel。

フィルターをかける前
91_shading_1.png

フィルター適応後
91_shading_2.png
網点は潰れたが、シャープさがなくなってしまった。

・次に解像度を下げる。
画像の再サンプル」のチェックを入れ、「バイキュービック法 - シャープ(縮小に最適)」を選択。
解像度」を半分、今回の場合は600ppiにする。

・最後にアンシャープマスク。
今回の値は、これくらい。
91_sharp_window.png

フィルター適応前後の比較。
91_sharp_2.jpg


結果、それでもシャープさは失ってしまったが、最初に試した網点が目立つ画像よりは、ぜんぜんマシだ。
DVDのパッケージほどの大きさからなら、これでも上出来だと思う。
しかし、バージョン2で使った画像と比べたら、どうしても見劣りしてしまう。
バージョン2のマスクで使った元画像というのは、大版ポスターで、しかも、真正面を向いたアップというもので、そんなポスターが奇跡的に手に入ったのだった。
さすがに、それと比べると差が出て当然なのだが、やはり、できるだけ大きな画像を使う方がいいだろう。
結論としては、DVDのパッケージでは小さすぎる。せめて、A4くらいの大きさにアップで写っているような画像が必要。。。なのだが、そもそも、真正面を向いたアップの画像というもの自体が、意外にないのだ。

今回使った画像だが、ほぼ真正面を向いていて、憂いを帯びたいい表情だと思ったのだが、難しいもので、マスクにすると、見る角度によって口元が怒っているように見えてしまう。(この辺の検証は『マスクについて』を参照)
微笑くらいの表情が一番いいかも。


解像度の話をしてきたが、色の補正も大事だ。
顔の肌色を、タイツの色と近くなるように補正したほうがいいだろう。
この点に関しても、今回は苦労した。
91_layers.png


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