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ValveLess Doll
バルブレスドール:ラブドール・ラブボディのカスタム、改造
宇佐羽えあにはアクセサリーでタイツがあるが、ラブボディーシリーズにはない。
そこで、スキンには、Milanooの全身タイツを使う。
Lycra-Top-and-Bottom-Deep-Pink-2905-1.jpg

http://www.milanoo.com/jp/p2905.html
(あえてリンクは貼っていない。興味のある人は、面倒だが上記のURLをコピペしてほしい)

2,300円ほどと、商品自体の値段は安いのだが、送料が1,000円くらいかかる。
サイトには、[注文してから出荷準備日数:8営業日、配送日数:3〜7営業日]となっているが、実際は、注文から商品が届くまで10日くらいだった。
それでも、配送期間は余裕を持っておいたほうがいいだろう。

着せると、こんな感じ。
IMG_1434.jpg
色は、健康的な肌色とはいかないが、肌色とそうでないのでは全く違う。
そもそも、店側では“ベージュ”となっているが。
下の色の透け具合は、若干、透けるくらい。
その若干の透け具合を計算して、今回、あえてピンクの素材を中心に使ったのだ。
ピンクが透けて、少しは健康的な色になるかと思ったのだが、あまり変わらなかった。

感触も、ファブリックとビニルとでは、これまた違うことは、お分かりいただけるだろう。

ホール部分は、自分で切り抜いた。
この材質は、切り込みを入れても、ほつれてこない。

膝のピンクは、染めQで塗装してみたもの。
あまりにも、色が均一で不自然だったから、少しは"らしく"なるかと思ったのだが、う〜ん、イマイチ納得のいく出来とはならなかった。

サイズはM。
素のmiyuに着せるなら、Sサイズのほうがいいのかもしれない。
でも、脚はMでピッタリだしなあ。。。身長はメーカー公称158cmだし、でも、スリーサイズはMだとダブつくから、Sで十分だし。。。
まあ、とにかく、Sサイズは試していないから、ワシャ知らん!

このMサイズを、miyuをオリジナル(“空気”)で使っていた頃から着せていた。
やはり、そのままではダブつくから、頭、肩と腰まわりを3cm厚のスポンジで拡張していた。
IMG_1216-1.jpg
その腰の拡張の際、nanaの下半身を使って、このスポンジを収めていた。
そういう経緯もあって、このカスタムでもnanaの下半身を使うことになったのだった。


背中のジッパーのつまみは、二つとも速攻で折れた。。。
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閉めるときは、なんとかなるが、開けるときはちょっと苦労する。
まあ、大目に見るか。
(何カ月かして、ダブルジッパーの一つがフッとんだ!!)


本当は、もっと凝ったものを構想していたのだが、けっこう手間がかかりそうなので、とりあえず、有り合わせのもので簡易的なものをつくった。
IMG_1421.jpg
腰で使った、厚さ3cmのスポンジをベースにして、割り箸をブッ刺して指の骨格とし、それに梱包材で使われる緩衝材を刺していく。(本当にあり合わせだ。。。)
それをインナー手袋、さらにゴム手袋に入れた。


パーツ一覧(脚除く)
IMG_1430.jpg


そして、これが内部全体像!
IMG_1396.jpg
なんか、アニメキャラの体形みたいになった。
思ったより、胴体に対して頭部が大きい。

カット』のエントリーで書いた問題がコレである。
このカスタムで、一番悩まされることになった。

発泡ウレタン、軽くて強度もあり構造体としてはよかったのだが、これを切断すると、ちょっと困ったことになるのが分かった。

発泡時に空気と触れ合った部分は“スキン層”を形成して安定しているのだが、切断した面は、少し擦れるだけで細かいクズが出てくるのだ。
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発泡ウレタンは、大小無数の気泡から構成されており、全体としては頑丈な構造体として形成されるのだが、それら一つ一つの気泡の壁面は非常に薄く、崩れやすい。
だから、少し擦れただけで、その薄い気泡の壁面がボロボロと崩れるのだ。
IMG_2830.jpg

これをなんとかしようと思い、塗装してみたり、火で炙って表面を溶かしてみたり、溶きパテでコーティングしてみたりしたのだが、やはり、どれも擦れると細かな破片が出てくる。
いや、むしろ元の状態よりもひどくなった。

結局、薄いスポンジシートを接着剤で貼り付けて覆ってみることにした。
股関節は、もう少し強度が必要なので、胸で使ったスポンジシートを貼り付けた。
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しかし、これも一時しのぎでしかなかった。。。


股関節をつくる。

“股のラインからヒップの割れ目にかけて”という感じでカットして、塩ビパイプでジョイントを作った。
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しかし、カットしたことによって、スポンジやウレタンフォームを覆っていたnanaのビニルが分断されてしまったため、ビニルとスポンジやウレタンフォームがバラバラになり、剥がれてしまう。
そのため、両面テープや接着剤で、それらを貼り直さなければならなくなった。
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さらに、塩ビ用の接着剤でウレタンフォームとビニルを接着してしまったため、ウレタンフォームが溶けてきた。
それでも、なんとか接着できたが、かなりグタグタになってしまった。
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しかも、あまりにもヒップラインを気にしてカットするラインを取ったため、肝心の可動範囲も、考えていたよりも狭くなってしまった。
というか、これなら、ほとんど動かないも同じ。
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おまけに、そのヒップラインも、キレイに仕上がらず。
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結局、股関節は、いろいろと面倒なことが増えただけで、

大失敗!

に終わったのであった。。。


各パーツの接合には、これらを使った。

・ホームセンターで売っていた電気用の配線、4芯ケーブル。
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これの芯を抜く。
芯は、ラジオペンチ等で掴めれば、わりと簡単に抜けた。
芯を残しておけばポーズを保持できるのだが、ディスプレイは考えていないので抜いた。

これを、首とヒジに取り付ける。
どちらも、差し込んだだけ。
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ヒジの関節は、大きく切り込みを入れた。
なるべく可動範囲を大きくしたほうが、コスチュームを着せやすくなる。
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・次に塩ビパイプ。(厳密には、塩ビパイプ同士を接合するジョイント)
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これは、肩と胴体の接合に使う。(肩と胴体では、塩ビパイプのサイズが違う)
これも差し込んだだけ。
IMG_1389.jpg

IMG_1393.jpg


脚はmiyuのものを、“ほぼ”そのまま使う。

(本来の)胴体との接合部のビニルは、使わないからカット。
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粘着剤付きのマジックテープを円形に切って、胴体に貼り付けた。
IMG_1375.jpg

脚側のマジックテープも胴体側に合わせて拡張。
マルと四角と左右で違う形にしたのは、形によって張り付きの強度に違いが出るか試してみたかったから。
結果は、どちらも変わらず。
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脚と胴体を合わせてみた。
ヒップを絞ったつもりだったが、それでも突き出している。。。
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