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ValveLess Doll
バルブレスドール:ラブドール・ラブボディのカスタム、改造
胴体接合部の土台として、上半身と同じ発泡スチロール・ブロックを使う。
土台としての強度を考えて、木材のほうがいいかとも思ったが、重量が増えるのを嫌って発泡スチロールにした。
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切れ込みは、そこに発泡ウレタンを充填して、簡単に抜けないようにするため。
写真で「ボーダーライン」と示したところは、これ以上発泡ウレタンを膨張させてはいけないというライン。
果たして、うまく膨張をコントロールできるのか?


miyuのホールの位置は前寄りなので、バックからでもできるようにと、ホールを後方に拡張した。
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穴を拡張したので、ホールアダプターが抜けてこないように、スポンジをスペーサーとして噛ます。
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と、同時に、発泡ウレタンの膨張時の圧力で、穴が潰れるのを防ぐための補強材としても使う。
前回は厚紙で作ったら見事に潰れてしまったので、今回は、この硬目のスポンジを使う。


腹部のスポンジは、バージョン1と変わらず。
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前回は、nanaのビニールの内側に3cm厚のスポンジを入れたが、今回は下半身もmiyuを使うので、ヒップのスポンジはビニールの外側に接着することにした。
今回は、一応、腰回りにも1cm厚のスポンジを入れた。
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ヒップは、発泡の圧力によって形を作ろうと考えた。
果たして、発泡の圧力だけで、キレイに形を作れるのだろうか。。。


発泡時のウエストを保持して形を決めるために、ワイヤーハンガーを曲げてビニールの内側に入れる。
所々、黒く見えているのがハンガー。(『バージョン2の材料』参照)
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miyuの胸部に、前回の部品等を組み込んだ。
その他の材料は、『バージョン2の材料』を参照。

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ピンクのスポンジシートは、接着剤でmiyuのビニールに接着したのだが、ちゃんとくっついてるのかどうか、よく分からない。(接着剤が“だま”になってる。。。)
どちらにしろ、組み合わせた部品の周辺サイズは、miyuの胸囲とキツ目に合わさるように作ってあるから、接着しなくてもズレてくるようなことはないと思うが。


首の骨格となる、ハンガーボルト。
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発泡スチロール・ブロックにねじ込んである。
現時点でも、必要十分以上の強度があるが、さらに発泡ウレタンを充填すればビクともしなくなる。


下から見たところ。
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ボルトの口に向かってしぼんでいるところが、ちょうどウエストの“くびれ”になる。

肩のジョイントの塩ビパイプ。
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長いドライバーを使って、ボルトにネジ止め。
こちらも強度は十分。

これで上半身は、一つの塊と化した。

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バージョン2を作るにあたり、まず一番に考えなければならなかったのが、上半身と下半身の接合方法。

バージョン1.1の塩ビパイプ(VP 20)接合でも、それなりの強度はあったのだが、差し込んでいるだけだから、使っているうちに徐々に抜けてくることも有り得る。

もっと、確実な固定方法はないものかと、あれこれ考えていたある時、頭の中が「クルリ」と回転した。

そうか、シャンプーボトルを逆にすればいいんだ!
シャンプーボトルの口を下にして固定し、キャップ部分を使って固定すればいいのでは?と思いついた。

図にすると、こんな感じだ。
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●肩のジョイントも、強化しなければ。
肩のジョイントは、強度の向上を図るため、塩ビパイプをシャンプーボトルに固定しようと考えていた。
それがシャンプーボトルを逆さまにすることによって、塩ビパイプの取り付け位置がちょうどボトルの底の高さになり、安定して固定できるようになった。
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写真は仮組み。
実際は、ボトルを上半身のビニールに組み込んでから、塩ビパイプを取り付けることになる。
S字フックは、片側をリング状にして使う。
写真は、右が元のS字フック、左が片側を潰してリング状にした状態。
使うのは、片側に一つずつ。

S字フックは、このように取り付ける。
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このS字フックの役割りは、また、その時がきたら説明しよう。


●発泡スチロール・ブロック
発泡スチロール・ブロックだけでは胸の厚みが足りないため、背中側を木材でかさ上げした。
せっかくだから、背骨っぽくしてみた。
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●バージョン1と同じく、元の丸みのある胸板を平らにするため、マーキングした部分で絞る。(ビニル用接着剤で接着)
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(参照:「上半身の成形」)


バージョン2で、頭部も作り直そうと思いダイソーに行ったら、発泡スチロールの“頭”に顔ができていた。
(*以前は、少しでも参考になればと思い、ダイソーの材料とかは具体的な商品名を記載していたが、検索で“カタギ”の人が迷い込んでしまうようだから、これからは商品名は書かないことにした)
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モデルチェンジしたのかと思ったら、併売しているようだ。
バージョン1で使った、顔がフラットなのが『シンプル』で、今回使うのが『リアル』。

頭まわりのサイズが違い、『シンプル』が成人男性の頭で、『リアル』は女性の頭といった感じで、こちらの方が小ぶりだ。
“リアル”と言っても、ややデフォルメしてあり、頭部の前後長(オデコから後頭部)が細長くなっている。

値段は同じく、ダイソーと言えど630円。


頭のサイズが小さくなったことで、今度は、宇佐羽えあのウィッグが使える。
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そして、カット。
せっかくの“リアル”だが、またマスクをつけるために鼻から口にかけて削除した。
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基本的な構造は、バージョン1から変わらないので、使う材料も同じようなものだ。
ここには胴体部の主な材料を記載したが、その役割や使い方、他の細々とした部品は、工程を追いながら紹介していく。


・改めて、今回もベースとなるのはmiyuだ。
バージョン1では、nanaRENのパーツも使ったが、今回はmiyuのみだ。
そのmiyuを切断。
構成も、バージョン1と基本的に変わらない。
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使用するのは、胴体部と腕だけ。
鎖骨部や、上半身・下半身/縦といったものは、内部の構造体。これらも使わない。
内部の構造体で切除せずに残しているのは、股の部分のみ。


・上半身の部品
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1. ハンガーボルト
2. スポンジ:1cm厚(首)
3. スポンジ:1cm厚(胸・上部)
4. 塩ビパイプ
5. スポンジシート
6. シャンプーボトル(1000㎖)
7. 木材
8. 発泡スチロール・ブロック


・下半身の部品
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9. 発泡スチロール・ブロック
10. スポンジ:3cm厚(腹部)
11. スポンジ:1cm厚(腰)
12. ワイヤーハンガーを曲げたもの
(発泡時の腹部の形保持のため)
13. アクリル板


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