はじめに、この改造での関節は、アクションフィギュアのような、ポーズをとらせることが目的ではない。
ラブドールの実用上で、必要と思う「機能」としての関節だ。
例えば、腰は崩壊を防ぐため、ヒジは曲がったほうがコスチュームを着せやすいから、、、等々。
ヒジ関節はバージョン1で作ったのだが失敗、すぐに使い物にならなくなってしまい、それ以来、ずっと放置してきた。
ヒジ関節に求めるものは、、、
・可動はユルユル
先述の通り、ポーズをとらせることが目的ではないため、曲げた状態で固定する必要はない。また、マリオネットのように(?)動かしたいため、ユルユルのほうがいい。
・ロック
しかし、ユルユルのままでは、抱きかかえたり、起こしたり、動かす時にブラブラしてジャマくさいから、ヒジを曲げる時以外は固定しておきたい。しかも、全身タイツを着せた状態で操作ができなければならない。
このような要項を満たすいいアイデアがなかなか思いつかず、また、全身タイツに入れてしまえば、少なくとも腕がバラバラになることがないため、これまで後回しにしてきたが、いいかげん性根を入れて作ることにした。
ヒジ関節も、胴体接合部と同じく、詳細な工程は省略させてもらい、図で説明することにした。
まず、ヒジ関節の中核をなすパーツが、以下の二つだ。どちらも、ホームセンターで売っている。
・への字蝶番(ヒンジ)
・ローラーキャッチ
・これらを含む、ヒジ関節ユニットのパーツ。塩ビパイプが、主な構造体となる。
への字蝶番が関節の軸になるわけだが、一度バラして、下の写真のように組み直す。
なぜ、こんなことをするのか?ということも含めて、動きを説明していこう。
ヒジ関節ユニットの構造は、このようになる。
向かって右側が二の腕に組み込まれる部分で、左側が腕に組み込まれる。
この状態では、ヒジは曲がらない。(実際には、多少は曲がる)
ローラーキャッチにより、ロックされた状態なのだ。
腕を引っ張ることにより、ローラーキャッチが外れ、ロックが解除される。
そうすると、ヒジが曲げれるようになる。
曲げれるだけでなく。左右の回転方向にも可動でき、かなりの自由度がある。
ここで、なぜ、への字蝶番を組み直したか、ということを見ていこう。
多くのアクションフィギュアでは、ヒジの曲がり幅をなるべく大きくするため、回転軸が二つになっている。
それでもいいのだが、等身大のドールの関節に使えるような、適当な部材が見つからなかったし、もっとシンプルな方法はないかとも考えた。
そこで、関節の軸を腕の中心ではなく、上の方に持ってくれば、一つの回転軸でも、曲がり幅を大きくできるのでは?と考えた。(実は、考え方自体は、バージョン1も同じだったのだが)
その結果が、この構造なのだ。
実際に作ったユニット。
ローラーキャッチの土台を、塩ビパイプに固定するための円形の木材だが、元は、左側のようになっていて、内側を塩ビパイプの外径の大きさにくり抜いて使っている。
胴体接合部と同様、作ってから考えてみると、こんな面倒なことしなくてもいいように思えてきたが、それでも、腕を簡単にバラせるのは一つのメリットだ。
また、GIFにしてみた。
ラブドールの実用上で、必要と思う「機能」としての関節だ。
例えば、腰は崩壊を防ぐため、ヒジは曲がったほうがコスチュームを着せやすいから、、、等々。
ヒジ関節はバージョン1で作ったのだが失敗、すぐに使い物にならなくなってしまい、それ以来、ずっと放置してきた。
ヒジ関節に求めるものは、、、
・可動はユルユル
先述の通り、ポーズをとらせることが目的ではないため、曲げた状態で固定する必要はない。また、マリオネットのように(?)動かしたいため、ユルユルのほうがいい。
・ロック
しかし、ユルユルのままでは、抱きかかえたり、起こしたり、動かす時にブラブラしてジャマくさいから、ヒジを曲げる時以外は固定しておきたい。しかも、全身タイツを着せた状態で操作ができなければならない。
このような要項を満たすいいアイデアがなかなか思いつかず、また、全身タイツに入れてしまえば、少なくとも腕がバラバラになることがないため、これまで後回しにしてきたが、いいかげん性根を入れて作ることにした。
ヒジ関節も、胴体接合部と同じく、詳細な工程は省略させてもらい、図で説明することにした。
まず、ヒジ関節の中核をなすパーツが、以下の二つだ。どちらも、ホームセンターで売っている。
・への字蝶番(ヒンジ)
・ローラーキャッチ
・これらを含む、ヒジ関節ユニットのパーツ。塩ビパイプが、主な構造体となる。
への字蝶番が関節の軸になるわけだが、一度バラして、下の写真のように組み直す。
なぜ、こんなことをするのか?ということも含めて、動きを説明していこう。
ヒジ関節ユニットの構造は、このようになる。
向かって右側が二の腕に組み込まれる部分で、左側が腕に組み込まれる。
この状態では、ヒジは曲がらない。(実際には、多少は曲がる)
ローラーキャッチにより、ロックされた状態なのだ。
腕を引っ張ることにより、ローラーキャッチが外れ、ロックが解除される。
そうすると、ヒジが曲げれるようになる。
曲げれるだけでなく。左右の回転方向にも可動でき、かなりの自由度がある。
ここで、なぜ、への字蝶番を組み直したか、ということを見ていこう。
多くのアクションフィギュアでは、ヒジの曲がり幅をなるべく大きくするため、回転軸が二つになっている。
それでもいいのだが、等身大のドールの関節に使えるような、適当な部材が見つからなかったし、もっとシンプルな方法はないかとも考えた。
そこで、関節の軸を腕の中心ではなく、上の方に持ってくれば、一つの回転軸でも、曲がり幅を大きくできるのでは?と考えた。(実は、考え方自体は、バージョン1も同じだったのだが)
その結果が、この構造なのだ。
実際に作ったユニット。
ローラーキャッチの土台を、塩ビパイプに固定するための円形の木材だが、元は、左側のようになっていて、内側を塩ビパイプの外径の大きさにくり抜いて使っている。
胴体接合部と同様、作ってから考えてみると、こんな面倒なことしなくてもいいように思えてきたが、それでも、腕を簡単にバラせるのは一つのメリットだ。
また、GIFにしてみた。
| ホーム |