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ValveLess Doll
バルブレスドール:ラブドール・ラブボディのカスタム、改造
発泡中。。。
おおよそ2、3時間くらいで、だいたい硬化する。
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しかし今回は、ただ待つだけというわけにはいかない。
ボーダーラインを死守しなければならないのだ。(発泡ウレタン充填!!


そもそも、このボーダーラインは何のためかというと、シャンプーボトルのキャップが収まるスペースなのだ。
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まわりはスポンジなので、スポンジを押しのけて指を入れれば、キャプを回して固定できるという計算だ。


以前(発泡ウレタンの切断面について)にも書いたが、発泡ウレタンの切断は容易だ。サクサクと気持ちよく切れる。
しかし、切断面は無数の細かな気泡がむき出しになり、こすれるとそれが潰れて細かなカスが出る。
それに対し、発泡の過程で空気に触れて固まった表面(スキン層)は安定している。

そういうことで、バージョン1で泣きをみた教訓から、できることなら発泡ウレタンは切断したくない。
しかし、「膨張はこの線まで」と決めても、そこで膨張を止めるようにウレタンフォームの注入をコントロールする技は持ち合わせていない。
切断をせずに膨張をコントロールするにはどうするか?
うまくいくか分からないが、膨れ上がってきたウレタンフォームを、手で取り除いてくことにした。


ムクムクと膨れ上がってくるウレタンフォームをヘラ(割り箸)で取り除いていく。
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見かけはムース状だが、実態は粘性が強くベトベトしていて、なかなかキレイに取り除けない。
それでも、ヘラで取っては、またムクムクとマグマのように涌き上がってくるウレタンフォームを取り除き、、、ということを何度も繰り返しているうちに、だんだん周囲から硬化しはじめてきた。
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最後は、写真のように、中心部だけからウレタンフォームが涌き上がってきていたが、やがて、それも収まり、無事ボーダーラインを死守できた。

しかし、表面は、まさに溶岩が涌き上がった跡のよう。
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それでも、しっかりとスキン層を形成しているので、切断面のようなカスが出ることはない。


こちらは、ホール部分。
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拡張したホールを硬めのスポンジ状の部材で形を整えようとしていたのだが。。。


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