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ValveLess Doll
バルブレスドール:ラブドール・ラブボディのカスタム、改造
発泡ウレタンの注入にも、けっこう慣れてきた。
とはいえ、発泡ウレタンのスプレー缶は一回使い切りのため、次から次のパーツへと手際よく充填していかなければならないし、注入直後から膨張がはじまるため、その様子にも気を配っていなければならない。そのため、作業中は写真を撮っている余裕がない。
発泡ウレタンを使ったことのない人にとって一番気になる工程だろうと思うから、写真を使って詳しく説明したいのだが、、、今回も充填中の写真は撮れなかった。

発泡ウレタンの作業の流れ
まとめ:発泡ウレタン


これが発泡ウレタン720㎖缶。
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作業時の気温:26℃、湿度:64%前後
今回は、発泡ウレタンを注入する箇所の周りをマスキングして臨んだ。


まずは脚から充填していく。
・こちらは、モモ。
76_5084.jpg

の工程で説明したように、発泡ウレタン注入後、即座に関節ユニットで”フタ”(接着)をする。
この関節ユニットについては、また改めて説明する。
写真の通り、片方はスポンジと関節ユニットとの隙間から、発泡ウレタンが溢れ出てきてしまった。

・スネ・足
76_5080.jpg
足は、ノズルを入れる場所がないため、足の裏に切り込みを入れて、そこから注入した。
写真で、足の裏から腫れ物みたいにプックラと膨れ上がってきている部分が注入口。
片方は、つま先までウレタンフォームが届いていない。
膨張して隙間が埋まるのを期待しよう。。。

関節ユニットとスポンジの間も、わずかに空間があったため、関節ユニットの固着も兼ねて注入。
片方はうまくいったが、もう片方は、スポンジと関節ユニットに隙間ができてしまったため(スポンジの詰め方のミス)、そこからウレタンフォームが覗いている。


胴体
・下半身の底の方は、ノズルが届かないため、ヒップに穴を開けて、そこから注入。
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・上半身も、上から横から下から注入。
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こういった狭い穴から注入する際、ノズルの先端がウレタンフォームでベトベトになっているため、そのまま入れようとすると、うまく入らなかったり、穴の周りを汚してしまうので、ノズルの先端を紙などで拭いてから入れる。
これは、前回の失敗からの教訓。

肩口や上半身の下側のような開口部からは、ウレタンフォームがムクムクと溶岩ドームのように膨れ上がってくる。これらの写真は、膨張も収まり、ある程度乾いた状態の時に、はみ出た部分を手で引き違った状態のもの。
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76_5086.jpg

発泡の具合が違うのか、刃物による切断とは違うのか、まだ完全に乾ききっていないからかなのか、『発泡ウレタンの断面について』の時みたいに、ちぎった部分からカスが出るようなことはない。



2時間くらいで、ほぼ膨張も終わり、安定した。
ただ、ヒップ部とか、体積の大きな部分は、まだ柔らかい。

720㎖缶で、これだけ注入できた。
76_5079.jpg
缶の右側にある二つの物体は、miyuの頭部と、おそらくnanaの上半身。
ウレタンフォームが余ったため、これらにも注入した。(これらは廃棄した)


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